ふわふわの毛皮を持った野生動物というたら、きつや。時折見られはる野生のきつねは、どエライ愛らしいやね。ほぼやまと全国に生息してんきつねやけど、そやけどアンタ、動物のきつねもよう知られとりますが、お稲荷様として神社の境内にもきつねは存在してるんや。人を化かす存在、人にご利益を与える存在。正反対の存在ではおますが、昔からきつねは人と深い関わりがおました。では、そないなきつねについてご紹介しまっせ。
やまとに生息するきつね
きつねというたら、北海道でっしゃろか?寒い雪空の下、真っ白な雪の中から姿を見せる冬毛のきつねは暖かさいですや。せやけどダンさん、知っとるとは思とるんですが、きつねは北海道だけに生息しちゅうる動物やおまへん。普通にやまと全土に生息してん、やまと人にとってともて馴染みの深い動物や。ではいっちゃんはじめに、やまとに生息するきつねの種類についてご紹介しまっせ。
■ホンドギツネ
北海道以外のやまとの各地に生息してんが、ホンドギツネや。平原や人里といった多様な土地に住んでおりますわ。もし、本州、四国、九州できつねを見かけた場合には、このきつねであると考えてまず間違おらへんか思うで。このきつねは、アカギツネと呼ばれるきつねの亜種や。主に昼間に行動して、夜に眠りにつきまんねん。
■キタキツネ
北海道に生息してんが、キタキツネや。ようテレビや写真やらなんやらにもなっとるさかい、ホンドキツネちう名称よりも、キタキツネちう名称の方が馴染み深いかもしれしまへん。ホンドキツネと同様にアカギツネの亜種でもおます。では、この二種のきつねの見分ける時に注目するんは大きさで、キタキツネの方がホンドギツネよりも大きいや。
さらに、キタキツネはホンドギツネとは真逆の夜行性で、夜間に行動して、昼間は眠っとりまんねん。キタキツネにおいては、キノコックスちう寄生虫の感染の恐れがあるんで、見かけたからというてエサを与えたり、触れたりはぜぇぇぇったいにせんでおくんなはれ。
きつねの生態と習性
狡賢いゆうイメージのあるきつや。人を騙して悪さしてんちう童話が多かったりしまんねんけど、「ごんぎつね」や「手袋を買いに」やらなんやらの心温まるお話の主役ともなっとりまんねん。では、実際のトコはきつねちう生き物は、どないな生態の持ち主やからしょうか?
■きつねの特殊な狩り
きつねには狩りにおいて技を持っとりまんねん。ちうのが、チャーミングと呼ばれとりまんねん。この狩りの方法は、ウサギやらなんやらの獲物を発見すると、ある程度獲物が逃げ出さへん距離にまで移動した後、きつねは苦しそうにのた打ち回るんや。
そないなきつねの行動に興味を抱いたウサギがきつねの様子を観察してんうちに、きつねは転げまわりながらウサギとの距離をゆっくりと縮めていきまんねん。ほんで、確実に捕らえられはる距離にまで持ち込んやら、そのまんまウサギを捕食しまっせ。また、このチャーミングにはその他のバリエーションもあるといわれとりまんねん。こないな風に、きつねは獲物を化かして捕食するゆう行動を行うのや。 もうひとつきつねの特徴的な狩りの方法はちうと、ジャンプや。
きつねは、その大きな耳を使うて獲物の位置を把握すると、その獲物に向かって飛び掛り、獲物の真上をとるんや。狩りの際に行うきつねのジャンプには予備動作がなく、滞空時間が長いのが特徴や。ほんでそのジャンプをした後そのまんま、前足で獲物を捕らえまんねん。この狩りの方法は、きつねの狩りの方法においては最も基本的な狩りの方法で、子育ての場合には、弱らせた獲物を使うて子きつねにこのジャンプでの狩りの練習をさせとりまんねん。
■きつねの繁殖と子別れ
タヌキや犬は一夫一妻で基本的には繁殖を行おりますわ。こら、きつねも同様やといわれとったんやが、実はきつねの繁殖行動は、一夫一妻では行いまへんようや。せやけどダンさん、かというて、ライオンやらなんやらのように一夫多妻ちうわけでもおまへん。
では、どないな子育てをするかちうと、きつねの繁殖にはヘルパーと呼ばれるつがいのきつね以外に、もう一匹きつねが参加してまんねん。このヘルパーは、その前の年の繁殖で生まれたメスのきつねであることが多いそうや。せやけどダンさん、母きつねとヘルパーのきつねの血がつながってても、父きつねと血が繋がっとるかちうと、そないなわけでもへんようや。また、二組のきつねが同じ巣を共同で使用して子育てを行うグループもあり、きつねの繁殖方法は単純な一夫一妻ではおまへんちうことが、近年の研究で明らかになったんですわ。
子育ての中では特に変わった特徴的な行動は見られへんのでおますが、子育ての終わりに行う子別れがどエライ特徴的や。きつねはその年の7月か8月の子育ての終わりに親きつねが、親きつねと同じぐらいの大きさにまで成長した子きつねに対して噛み付きまんねん。こら、敵意のある攻撃やのうて、単に子きつねを親元から離す意味合いで噛み付いとりまんねん。
子きつねは突然親に噛まれて動揺し、一旦は巣からはなれて行きまっけど、初めて噛まれた時やらなんやらは、一旦出て行ってもまた戻って来よるちう行動を繰り返しまっせ。ほんで9月頃に入ってくると、子きつねは巣に戻ることがなくなり、完全に親から離れていき、きつねの子別れが完了しまっせ。
きつねと観光客ときつねの命
現在、きつねで問題となっとるんは、観光客が与えるおかしや。観光客は、道路やらなんやらできつねを見つけて可愛いさかいというてきつねにエサ(おかし)を与えまんねん。せやけどダンさん、そらきつねの命を奪うことに繋がるゆうことを覚えといておくんなはれ。
観光客が与えるもんは本来やったら人間が食べるもんや。やから、きつねには基本的に食べてええもんやおまへん。 では、ドッグフードのようなもんやったらええんかというたら、またたがおりますわ。人間からエサをもらえるゆうことを覚えたきつねは、自らの力でエサを捕らえることを忘れて、冬場にエサが得られんと命を落とす危険性があるとも指摘されとりまんねん。やから、きつねに出会った場合には、エサを与えんと、見るだけにしておくんなはれ。
■北きつね牧場できつねと遊ぼうわ!
もし、きつねにエサを与えたり、触れ合ったりしてみたいゆう場合には、北海道にある北きつね牧場に遊びに行ってみておくんなはれ。北きつね牧場には、100匹以上の北きつねがあんさんの訪問を待っとりまんねん。せやけどダンさん、この北きつね牧場に行く際には、季節を選んでいくことをオススメしまっせ。基本的に夏のきつねの毛は汚いや。
テレビで見るような綺麗な毛をしてんは、冬場だけやから、秋の暮れに行くか、思い切って冬場に行くのが北きつね牧場楽しめるか思うで。せやけどダンさん、寒いので防寒必須や。また、子きつねを見たい場合には、初春がオススメや。