花束において、“かすみ草”は主役やおまへん。いつでも他の花たちを引き立てんねんための脇役、それも一生懸命主役を盛り立てようとするけなげな名脇役や。そやけど、花束やらなんやらでなくかすみ草が普通に咲いとるトコを見たことがあるでっしゃろか? 小さい花がいくつもやったらんや花を咲かせてて、充分主役にも抜擢できそうなかわいらしさや。ほんで、ここでは毎日毎晩壱年中派手な花の間に隠れがちな“かすみ草”にスポットをあててみたい思うで。
かすみ草の植物学
ほなかすみ草の植物学を紹介していきまんねん。
■かすみ草とは
かすみ草はナデシコ科に属するナデシコの仲間や。ナデシコと同様アチラからの帰化植物やけど、そやけどアンタ、一年で枯れてまう一年性種と宿根と呼ばれる多年性のもんがおますさかい、鉢植えを購入する場合にはどちらなんか確認しておくことをお勧めしまっせ。晩春から初夏にかけて白やピンクの花をようけ咲かせまんねん。ここからかすみ草の別称を“群れ撫子(むれなでしこ)”と呼ぶことがおます。
■かすみ草の花言葉
かすみ草の名の由来は花の咲き方がかすみのようと見立てられはったトコから名づけられはりました。そのせいかかすみ草の花言葉はどれも清らかいなイメージが多いようや。
- 赤いかすみ草:“感激”・“感心”やらなんやら心が動くさまを表してるんや。
- 黄色いかすみ草:“しずかいなこころ”・“きよらかいなこころ”やらなんやらや。
- 白いかすみ草:“切なる喜び”といった静かいな嬉しさを表しまっせ。
■かすみ草の誕生花
かすみ草は色によって誕生花がちゃいます。
- 4月13日:かすみ草(みなんかすみ草を含む)
- 4月15日:白いかすみ草
- 4月20日:赤いかすみ草
- 8月21日と8月26日(いずれも色による差はなし)
■かすみ草の楽しみ方
かすみ草は小さい花がようけ咲くので大きな花、例あげたろか、たとえばやなあバラやらなんやらと一緒に花束にすると見栄えをいっそう引き立たせてくれはります。控えめなトコロがかすみ草の特徴やから添え物としてアレンジするとええでっしゃろ。また、ガーデニングにおいても寄せ植えやらなんやらに適した花や。かすみ草単体で楽しむんやったら押し花やらなんやらもええでっしゃろ。かすみ草はそのまんま押し花にできるのでどシロウトでも簡単に作れはります。
■参考:かすみ草を押し花にする
かすみ草は花が小さく、押し花の練習にもってこいやから簡単にやり方を紹介してみまひょ。
- かすみ草
- 板2枚(かすみ草そのもんより大きめで平らなもんがよいや)
- 新聞紙2枚
- 薄紙かティッシュまたはキッチンペーパー適量
- 重し(ブロックやレンガが平らで使いやすいや)
- ビニール(ゴミ袋でも何でもええので板ごと包めるサイズ)
■■かすみ草の押し花・材料■■
- 板の上に新聞紙、ペーパーの順に載せまひょ。
- その上にかすみ草をできるだけ茎や花がかぶらへんように用心して載せまんねん。
- さらにペーパー・新聞紙・板の順に重ねまんねん。
- 中身がずれへんように気いつけてビニールで巻きまんねん。
- その上に重しを載せまんねん。なるだけ全面に平均的な重さがかかるようにしまっせ。
- あとは乾燥を待ちまんねん。
■■かすみ草の押し花・作り方■■
- 新聞はケチらんと片側は4枚がさね程度にしまひょ。
- 乾燥待ちの時はじっと我慢。しょっちゅう様子を見るとずれてしまいまんねん。
- 茎の方は乾燥がとろいさかい、茎を短めにすると出来上がりがはよなるんですわ。
■■かすみ草の押し花・用心点■■
■かすみ草を育ててみよう
庭の一角に安らぎを生むかすみ草を育ててみまひょ。
■かすみ草の育て方
かすみ草は1年性の花は大きめの代わりに花数が少なく、宿根性のもんは花が小さい代わりに群れ咲く様子が美しいのが特徴や。ここではかすみ草の名の由来になりよった多年性の宿根タイプんかすみ草の育て方を紹介しまっせ。というても1年性んかすみ草も育て方はかわらしまへんから参考になる思うで。
- タネのまき時は9月からひと月ほどの間や。種まきはプランターやらなんやらに腐葉土を入れて表面にタネをばらまく感じでOkや。その後タネが見えななる程度に軽く土をかぶせまんねん。
- 気温は17度前後が発芽に最適や。このときは直射日光に当たらへんようなトコにおいてあげまひょ。発芽するまではラップで蓋をしておきまんねん。(密閉せんように)
- 上手く発芽したらラップは撤去し、雨ちゃんが直接当たらへんようなトコにおいてそのまんまちーとの間そだててあげまんねん。
- 大きくなりよったら庭に植え替えて上げまんねん。日光は大好きやけど、そやけどアンタ、肥料はあんまり必要おまへん。与えすぎに用心しまひょ。また、水はけが悪いと根腐れを起こするさかいに用心。
- しっかりと育つまでは弱いので支柱を用意したるときれいな形に育ちまんねん。またひょろひょろせんように何回か摘心したるとがっちりしまっせ。
- しっかりと育つまでは弱いので支柱を用意したるときれいな形に育ちまんねん。またひょろひょろせんように何回か摘心したるとがっちりしまっせ。
- 大きなると品種にもよるんやが40~70cmほどに育ちまんねん。開花した後上手に切り戻しが出来れば秋にもういっぺんかわいらしい花を咲かせてくれはります。
- かすみ草は単体でもかわいらしいのやけど、他の花と寄せ植えしたり他の花を組み合わせたりすると安らぎのある花壇が出来上がるんや。いろいろ試して見まひょ。